○経済法
 独占禁止法やその他いろいろ公正な競争環境を確保する法規は、種々の個別法に内在しています。 特に本講義では、判例が一番重要視されていました。
 先生は何も見ずにそれを溢れるように語り、メモを必死に書きつけました。テストもひたすら時間制限と闘いながら書き続けました。ある意味、自由主義経済の中での経済活動への規制がどうあるべきか、その観点からの判例法の考え方が一番体に染みついたと思います。

○刑事訴訟法
 行政救済法のとっかかりを掴みたくて選んだ科目。憲法に通ずる公正な手続とは何か。訴訟能力、証拠、整理手続など論点が軽快に語られました。出席票には質問を書き、それに沿って丁寧に講義されていました。

○地域研究(現代中国論)
 中国が世界の中で重要性を増す中でどのような国際関係を持つべきかを学びたくて選択しました。テキストに沿って進められる講義は先生の人柄が良くでており、落ち着いた話し方、身振りの使い方など学び以外の点も勉強させていただきました。
 国際関係を学ぶのはどれもそうですが、「歴史を知る」ことが重要だと思いました。1国だけの歴史以外にも地域との歴史や全体を貫く思想の歴史、こういったことを正確に主体的に押さえることが将来のあり方を探る、すなわち温故知新だと学びました。
規制と自由を考えるには、法政策と経済政策を理解するものと考えていましたので、
主に経済系を受講し、3年間で6科目受講しました。

○経済政策
 面白く、引き込まれる授業でした。毎回授業の終わりには拍手が沸き上がるほど。
 通信1年目の初めての夏スクで「学んでいること」「この大学に入ってよかった」と思った授業でした。
 話し方、授業の展開、到底マネできるものではありませんが、貴重な経験ができたと思います。

○公共経済
 パレート最適、市場の失敗、独占、公共財、税金、投資促進などから政府の介入の態様、程度について知識を深めました。社会 全体の効用を高めるにはどの政策を選ぶべきかの視点を身に着けることができました。
 身近な地域の問題を自分なりに考え、経済政策的改善策を提案する、そういった取り組みが考える楽しみを与えてくれました。深夜にレポート印刷のためにコンビニまで走った思い出があります。

○経済原論
 法学部こそ経済を学ぶべきだろうと考え、テキストの分厚さに挫折し、スクを選択した科目。
結果、分かりやすい説明で納得の選択でした。受講生が多いのもうなずけます。
 テストも素直でおすすめの科目です。
 
先日、卒業式の案内が届きました。
地方組の私は、前泊か夜行バス入りか検討中です。
昼休みは実質30分ぐらいしかなく、あわただしい1日になりそうです。
コミュニケーション論と同じく、自ら課題設定し、科学的な根拠をもとに客観的な解決策を提示する、主体的に取り組みことが楽しかった科目です。

テキストは他の社会政策本よりもレポ課題に対応しており、エッセンスを押さえた良書だと思いました。

新聞、ネット、テレビ、体験などあらゆるメディアでの論調を題材にできますが、それを客観的にどう捉えるか、何のデータをどこからどこまで抽出するか、抽出した材料をどういった視点でどこから課題を浮き上がらせるか、提示した内容は全体の社会政策の中でどう位置付けられるか。このような点を吟味し、組み立てるのが面白い科目でした。



バタバタで更新できず、回顧録ネタを随分引っ張っていますが、あと少し書いて最後は卒業式で閉めようかと思います。

さて、財政論ですが、なぜ国家が予算を確保して政策を行うのか、さらには予算の役割と機能とは何かがポイントになります。
どの科目もそうですが、「そもそも」論がよく問われ、重要であることの裏返しかと思います。

経済原論、経済政策、公共経済にも通じる科目です。
パレート最適、公共財論、課税所得論など・・
それらを踏まえ、公共と民間の役割をどこで分けるかではなく、両者の関係はどうあるべきかという一段階大きい括りで財政を切り口に考えていく。そんな検討視点が醍醐味でありました。